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頚椎椎間板ヘルニアの牽引治療について

頸椎椎間板ヘルニアの治療で行なわれる「牽引治療」とはどのような治療法なのかについてご紹介します。

牽引治療とは

牽引(けんいん)治療とは、古くから行なわれている治療法の一つです。
保存療法の一つであり、骨盤にベルトをかけ、専門の装置を使って引っ張ります。

そもそも、頸椎椎間板ヘルニアの大きな原因は、骨と骨の間にあるクッションのような役割を果たしている椎間板が飛び出したり、骨や椎間板が神経や脊髄といったものに触れることによりからです。

この痛みを抑えるために専門的な装置で頸椎や腰椎を引っ張り、骨同士が圧迫するのを軽減したり、体のズレを矯正して痛みを抑える治療が牽引治療となります。

牽引治療のやり方

大きく分けると持続牽引と呼ばれるものと、間歇(かんけつ)牽引と呼ばれるものがあります。

持続牽引というのは、数時間以上かけて行なう牽引であり、小さな牽引力を数時間持続します。長時間にわたって行なう治療法ということもあり、基本的には入院患者に対して病院で行なう治療法です。

一方、間歇牽引は休止と牽引を秒単位で交互に行なう治療法となります。こちらは一般的に電動牽引機を用いた治療です。

具体的な牽引力と時間、角度などについては専門家の判断で最適なものを行なうことになるでしょう。
当然ながら、その人にとって不適切な牽引をしてしまうと状態が悪化する可能性もあるので、牽引治療において実績のある病院で治療を受けなければなりません。

牽引治療のメリット

身体にメスを入れたりする方法ではないので、手術をせずに状態の改善を目指していけるのがメリットです。当然ながら出血もありません。
人によっては牽引治療をしてすぐに痛みが和らぐこともありますし、身体にかける負担を極力抑えて治療に取り組みたいと考えている方にも向いている治療法です。

また、血行が良くなることにより慢性的な肩こりや腰痛が良くなったと感じる方もいます。

他の治療法と組み合わせられる

牽引治療の大きな魅力と言えるのが、その他の治療法とも組み合わせが可能だということです。
例えば、温熱療法特に合わせて治療することができるので、より効果的に状態の改善を目指していくことができるでしょう。

牽引治療のデメリット

デメリットとして押さえておかなければならないのが、具体的な効果についてはまだまだわからないところが大きいということ。
牽引治療をしたからといって100%状態が良くなるとは限りません。人によってはほとんど変化を実感できなかったり、状態が悪化してしまう可能性もゼロではありません。

すぐに効果が出る方法ではない

治療中は痛みが落ち着くものの、装置を外すとまた痛みがぶり返してしまったという方が多いです。
あくまで保存療法の一つということもあり、一度牽引治療を行なったからといって劇的に変化が期待できるものではありません。

頸椎椎間板の治療には他にもさまざまな方法があるので、医師と相談しながらどの治療方法を実践していくのかよく考えることが大切です。

痛みがひどい時には行なえない

基本的に牽引治療は頸椎椎間板ヘルニアの痛みが落ち着いてから検討する治療法となっています。あまりにも痛みがひどい時に行なうと状態が悪化してしまう可能性もあるからです。

具体的なタイミングなどについては担当医師に話を聞いてみましょう。急性期に行なったとしてもほとんど効果がないとされており、慢性期に選択されることが多い治療法です。
慢性期であれば牽引治療を行なってもほとんど痛みは心配ありません。

牽引治療の費用の目安

治療費用は人によって変わりますが、一般的に保存療法は月に30,000円~40,000円程度の費用がかかるとされています。保険適用になるので、極端に高い費用がかかることはないでしょう。
ただ、治療の回数や時間によっても異なるので、よく確認してみてくださいね。

まとめ

頸椎椎間板ヘルニアの治療の一つである牽引治療についてご紹介しました。
病院側から提案されてどのような治療なのか気になっているという方も参考にしてみてくださいね。

この治療法が最適な方もいればそうでない方もいるので、詳細は専門医とよく相談しながら決めていくことが大切です。