京都府で調べる「頸椎椎間板ヘルニア」

治療法は原則として、手術以外の保存的療法を優先しています。保存的療法では、頸椎牽引療法・頸部カラー固定を行い、頸部のマッサージなどの理学的療法も行なっています。これらの治療法も、時には症状が悪化する場合があるため十分な経過観察を行ない、適切な治療法を提供します。
これらの保存的治療で改善せず、日常生活に支障をきたすようになった場合には手術的療法を選択します。全身麻酔をして、通常で2～3時間程度の手術です。

治療は、頸椎カラーの装着、鎮痛剤の内服などによる薬物・理学療法を行なっています。これらのメリットは、手術と比較して治療に伴う合併症の危険が少ないところ。反対にデメリットは、現在の医学では内服や注射によって骨を変形することは困難であるため、根本的な治療にはなりません。
手術に関しては、頚椎椎弓形成術を改良した方法で、木原院長が開発した術式で行なっています。国内外の学会や学術誌に報告されているものであり、低侵襲の術式です。

綾部ルネス病院では、頸椎から腰椎までの脊椎脊髄の手術を中心に行なっています。より良い治療を施すために必要な医療機器を、積極的に取り入れているのが特徴です。
2019年には「O–arm 02」と「Triosテーブルシステム」を、京都府内でいち早く導入しました。どちらも効率的に手術をサポートし、精度向上や手術時間の短縮を実現しています。小さな傷で身体に負担の少ない治療を心がけている院だからこその取り組みです。

より適切な治療法を選択し確実に実施する目的で、専門的な立場で治療を行える脊椎センターを設立。脊椎疾患は適切なタイミングで適切な治療を行うことが重要と考えているため、神経症状の経過、社会的背景などを考慮した上で治療を提案します。
手術では、筋肉を温存しながら除圧を行なう低侵襲手術を第一選択とし、患者への負担を軽減。質の高い医療サービスを通じて、地域医療連帯に貢献したいと考えている医院です。