頸椎椎間板ヘルニアにならないために、予防法としてやるべきことをご紹介します。また、ヘルニアを誘発してしまう可能性のある、やってはならないことも解説しているため、あわせて参考にしてください。
再発率も40~80%と高く、一度なった人もそうでない人も気をつけたい頸椎椎間板ヘルニア。普段の生活において、どのようなことに気をつけることで、発症の予防になるのか調べました。
背筋を伸ばして、アゴをひく。正しい姿勢を保つことで、ヘルニアの発症も抑えることができます。
長時間パソコンに向かう仕事の方は、猫背になりがち。主婦にとっても洗濯物など家事によっては、首が反ってしまうことがあります。
常に姿勢を意識し、体に負担をかけないことが、頸椎椎間板ヘルニアの第一の予防法となります。
うつぶせで寝ることにより、首が左右のどちらかを向くことになります。人によって異なりますが、大体の方は毎晩同じ方を向いて寝ることが多いといえます。
結果、頸椎の特定の部分に、毎日負荷を与えることになります。
なるべく自分の頸椎の描く、カーブに沿った枕を選びましょう。
カーブと枕の形状が極端に異なると、睡眠中、頸椎に負担をかけ続けることになります。大手百貨店や睡眠具専門店には、枕アドバイザーがいるので利用してみるのもいいかもしれません。
一日3回程度、首のあたりの筋肉、腱、骨を伸ばすイメージでストレッチをします。
筋肉が不自然な形で固まっていると、頸椎もそれに合わせて不自然な形となってしまいます。しっかりと首周辺を伸ばし、本来あるべき形に戻し、そして血行を良くしましょう。
お風呂で温まることで、血行も良くなり、筋肉も柔らかくなります。
一日の行動に合わせて、体は固まっています。体のこわばりをお風呂に入ることで、しっかりともとに戻してあげましょう。
頸椎に負担をかけてしまう行動も、もちろんあります。頸椎椎間板ヘルニアの予防の一環として、以下のようなことに気をつけましょう。
パソコンに限らず、長時間にわたり、頸椎や体に負担のかかる不自然な姿勢をとることに注意しましょう。携帯電話の使用や車の運転なども、長時間おこなうことで頚椎に大きな負荷がかかっています。
頸椎椎間板ヘルニアの症状が確認されても、必ずしも痛みを伴うわけではありません。しかし、精神的ストレスが引き金となり、激しい痛みを生じる例が多く見られます。
首を反らすと、頸椎に負担がかかります。
仕事や家事などで日常的に首を反らしている人に、頸椎椎間板ヘルニアが多く見られます。
体が冷えると、血行が悪くなるばかりでなく、筋肉が固くなります。
一時的に冷える程度であれば問題はありませんが、長期継続的に体が冷えている状態ですと、他の要因と重なり、頸椎椎間板ヘルニアを誘発する可能性があります。