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頸椎椎間板ヘルニアと似た症状の病気は?

ヘルニア以外にも首に痛みが起こる病気はこんなにある

首が痛い症状が出る病気は、頸椎椎間板ヘルニアに限りません。似たような症状が出る病気が他にもいくつかありますので、紹介しましょう。

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頸椎症

頸椎の間にはクッション代わりとなる軟骨(椎間板)があります。頸椎症は、この椎間板が年齢とともにすり減ることで頚椎が変形し、脊髄や神経を圧迫するため、首・肩・手に痛みやしびれ、または力が入らないなどの症状が起こります。

頚椎後縦靭帯骨化症

首の骨を支えている靭帯が何らかの理由で分厚くなり、骨化することで脊髄や神経を圧迫します。そのため、首や手足にしびれを感じるほか、ひどい場合は手足の動きが不自由になることもあります。
黄色靭帯骨化症と呼ばれることもありますが、後縦靭帯骨化症と同じ病気です。

頚椎症性脊髄症

頚椎症性脊髄症は、長年続けてきた姿勢やスポーツの影響で骨や椎間板が変形し、骨の形が刺のように飛び出してしまったり、骨を繋いでいる靭帯が緩む、もしくは分厚くなったりする病気です。
これにより脊髄が圧迫され、手足に障害が起こります。

頚椎症性神経根症

加齢によって頚椎が変形し、痛みやしびれを伴うのが頚椎症ですが、頚椎症性神経根症は頚椎症によって手先に繋がる神経根が圧迫される病気です。
症状は脊髄症と同じく、首から手にかけて痛みやしびれが伴い、左右両側に症状が出ることも珍しくありません。重症化した場合は下半身にまで症状が及び、歩けなくなることもあります。

頚部脊柱管狭窄症

背骨の中を通る脊柱管には脊髄や脊髄神経がありますので、脊柱管の直径は前後16mm以上であるのが正常とされています。
頚部脊柱管狭窄症は、首にある脊柱管の直径が16mm以下と狭い状態になることをいい、脊髄や脊髄神経が圧迫されることで手や首回りにしびれ・痛みを感じるようになるのです。
脊柱管が狭くなる理由は、成長過程によるものや交通事故などさまざまですが、生まれつき狭い場合は発育性頸部脊柱管狭窄症といいます。

頚椎後縦靭帯骨化症

頚椎後縦靭帯骨化症は、頚椎の靭帯が骨になってしまう病気で、厚生労働省によって特定疾患(難病)に指定されています。
背骨の椎骨を繋いでいる後縦靭帯が骨のように硬くなってしまい、その後ろを通っている脊髄神経が圧迫されてさまざまな症状が起こるのが特徴です。
主な症状は首や肩周辺、手のしびれになりますが、進行が進むと手先がうまく使えなくなったり、症状が下半身にまで及び膀胱直腸障害が起こったりします。

頚椎黄色靱帯石灰化症

頚椎後縦靭帯骨化症が脊柱管の前面を構成している後縦靭帯が骨のように硬くなってしまう病気なのに対し、脊柱管の後面を構成している黄色靭帯が硬くなる病気を頚椎黄色靱帯石灰化症といいます。
靭帯の場所こそ違うものの、後ろを通る脊髄神経を圧迫するのは同じなので、首まわりや手のしびれをはじめ、ひどくなれば下半身にまで影響が及びます。

頚椎すべり症

頚椎すべり症は、脊髄を構成する椎骨がずれてしまう病気のことです。
脊椎は「頚椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎」の5つに分かれているのですが、腰椎については5つの椎骨によって形成されており、椎間関節や椎間板が傷つくことでずれてしまうのです。
そのため、頚椎すべり症では腰の痛みや足のしびれが起こり、歩き続けることが困難になる人も少なくありません。

首の痛みは自己判断せず、専門医の診断を受けましょう

首に痛みが生じる病気にはさまざまな種類があり、これらの病気を自分で判断するのは極めて困難だといえるでしょう。
症状は同じであっても、病気の原因や治療方法は違ってきますので、首に痛みを感じた際には自分で判断せず、早めに専門医の診断を受けるのが安心です。