頸椎椎間板ヘルニアを完治させるための治療ガイド
痛みにさよなら!頸椎椎間板ヘルニアの完治に近づく治療法まとめ
頸椎椎間板ヘルニアを完治させるための治療ガイド
頸椎椎間板ヘルニア治療でおすすめの病院一覧はこちら
気になる地域をクリック 北海道・東北 関東 近畿・中国・四国 九州
頸椎椎間板ヘルニアの治療ガイドHOME » 目指せ完治!頸椎椎間板ヘルニアの治療法 » 切開手術

切開手術

頸椎椎間板ヘルニアの手術の一つである、切開手術(固定術)について解説します。

頸椎椎間板ヘルニアの切開手術(固定術)の種類

固定術はまずヘルニアの原因となる椎間板などを切開して切除します。そして人工骨などで痛みを引き起こしている脊骨や関節部の動きを固定します。

人工的に動きを制限することで痛みを軽減させます。代表的な固定術に、前方除圧固定術と椎弓形成術があります。

固定術(前方除圧固定術)

全身麻酔を行い、首の前を切開して痛みの原因となる髄核や椎間板を全て切除します。骨盤などから移植した骨や金属金具、人工骨などで椎体間を固定します。

大きなヘルニアで椎間板がつぶれて機能していない場合、椎間孔の狭窄がある場合に行われます。

頸椎カラーを2週間程度着用しますが、痛みを早期に確実に取り去りたい方におすすめの手術です。

  • 手術時間:2~3時間
  • 入院日数:5~7日
  • 保険適応:30~60万円
  • メリット:痛みが完全になくなる可能性が高い。術後すぐに効果を実感できる。
  • デメリット:医師の技術力がないと、手術時に食道や気管などを損傷するリスクがある。

▼この手術で技術力が評判の高い病院はこちら▼

頸椎椎間板ヘルニアの治療で全国有数の実績を持つ病院はこちら

固定術(前方除圧固定術)のリスクについて

頚椎椎間板ヘルニアの手術全般にいえることですが、前方除圧固定術では全身麻酔を行うため、糖尿病や心臓病などの疾患がある人に対するリスクが大きいこと、手術によって神経や血管を傷つけてしまった場合、それに伴う障害が発生してしまう可能性があるなどのリスクがあります。

手術をした場所のとなりの椎間板に障害が出てしまう「隣接椎間障害」という合併症のリスクもありますが、この合併症を引き起こすのはごくまれです。

ちなみに、前方除圧固定術は手術後すぐに症状の改善が見られるものではなく、経過を見ながら手術後の状態が体になじむまで、数ヶ月から1年ほどの時間がかかることが多いです。

さらに、頸椎を安定させるために専用のカラーを長期間つけなければならないので、日常生活に支障をきたすというリスクもあります。

そのほかの前方除圧固定術のリスクとして、合併症も挙げられます。

感染症や、プレートスクリューの折損、深部静脈血栓症などの合併症を引き起こす可能性がある上に、手術を行っても期待した症状の改善が見られない人も少なくないため、リスクの大きい手術であるといえます。

椎弓形成術

全身麻酔をして首の後ろを切開し、背骨の一部や靭帯を切除。神経への圧迫を取り除き、自分の骨や金属などで固定して頸椎を安定させます。

神経が通る脊柱管が狭くなった( 狭窄症 ) 場合や軽度のヘルニアの方に行われます。2~3週間、頸椎カラーの着用が必要です。

  • 手術時間:1~2時間
  • 入院日数:7日~10日
  • 保険適応:30~40万円
  • メリット:痛みが完全になくなる可能性が高い。術後すぐに効果を実感できる。
  • デメリット:術後の回復に時間がかかる。

どのような人に適しているの?

椎弓形成術は、圧迫を起こしている椎間が複数ある人に適した手術です。

前方除圧固定術は圧迫を起こしている椎間の位置が限られますが、椎弓形成術は一度にすべての椎間を手術することができます。

見やすく効果的な手術ができるので、椎間板ヘルニアの症状が重度な人でも受けることができる手術です。

また、生まれつき脊柱管が狭い「発育期脊柱菅狭窄症」をもつ人は、前方除圧固定術での手術が難しい場合があるので、このときも椎弓形成術を用いた手術を行います。

椎弓形成術は頸椎の手術の中でも成功率が高く、手術の手技の中でも比較的難しくないので、椎間の圧迫による頚椎椎間板ヘルニアの症状に悩んでいるが、病院の選択肢が少ないという人にも適しています。

前方除圧固定術同様、椎弓形成術も頚椎椎間板ヘルニアのほかにさまざまな頸椎の病気に対して行われる、ポピュラーな手術方法です。

参考:(PDF)当院における頚椎椎弓形成術後患者の短期治療成績─ JOACEMQ(日本整形外科学会頚部脊髄症評価質問票)を用いた比較─[PDF]

椎弓形成術のリスクについて

感染症はどの手術においてもいえることですが、椎弓形成術では筋肉を切るため、前方除圧固定術と比較すると出血が多く、感染症を引き起こすリスクが大きくなります。

また、筋肉を切る際には頸の後ろ側の筋肉を切るため、切った筋肉が手術後も傷んだり、頸辞退の痛みやコリなどが起こりやすくなるというリスクもあります。

手術後の痛みやコリは、合併症として起こりやすいので、手術を検討している人は覚えておきましょう。

最近では手術技術が進歩したということもあり、これらの合併症は起こりにくくなっているといわれていますが、実際に椎弓形成術を用いた手術を受けた人では、痛みやコリなどの合併症に悩んだ人が少なくないようです。

また、椎弓形成術においても、手術後に一定期間専用のカラーをつける必要があるため、人によっては日常生活に支障をきたす可能性があります。

最近ではカラーの装着を行わない病院もあるようですが、術後の首の安定が落ち着かない場合には装着の必要が出てきます。

こちらも椎間板ヘルニアの手術全般にいえるリスクになりますが、症状が重度の場合は、手術後すぐに症状の改善が見られるケースもあります。人によっては手術後も期待する症状の改善が見られないこともあるようです。

どのような人に適しているの?

前方除圧固定術は、髄注管がもともと狭く、神経根を圧迫しやすい人や、事故などによって椎間板が悪くなってしまったことによって神経根を圧迫しているなどの症状に適した手術です。

椎間板ヘルニアのほかにも、頸椎後縦靭帯骨化症や頸椎不安定性などの症状に対して行われることも多々あります。

前から圧迫している部分を直接削ることができるので、切開の範囲が小さくてすみ、出血力が少なく体への負担が小さいため、大きな手術に対応しにくい高齢の方でも比較的安心して受けられる手術です。

椎間板ヘルニアでは、圧迫による痛みやしびれを起こしている原因が1椎もしくは2椎である場合、または後弯変形があるケース、脊髄神経の圧迫が一側に偏っている場合などに前方除圧固定術が選択されます。

複数の椎間で圧迫を起こしているわけではない、発育期脊柱菅狭窄症ではない、椎弓形成術の対象とならない症状の場合は、前方除圧固定術が用いられます。

発育期脊柱菅狭窄症とは、生まれつき脊柱管が狭いという症状を持っている人を指しますが、発育期脊柱菅狭窄症の人は絶対に前方除圧固定術での手術は用いてはならないとされています。

参考:(PDF)頚椎前方固定術の臨床症状とMRI所見[PDF]

 
ページの先頭へ
頸椎椎間板ヘルニアを完治させるための治療ガイド