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摘出手術

内視鏡や顕微鏡などを用いた、頸椎椎間板ヘルニアの摘出手術について紹介します。

頸椎椎間板ヘルニアの摘出手術

摘出手術は飛び出した髄核の一部を切除し、神経根への負荷を減らす手術です。

目視下で行うLOVE法や内視鏡、顕微鏡、X線などを用いた最新の手術法について解説します。

LOVE法(直視下で行う頸椎椎間板ヘルニアの摘出手術)

椎間板ヘルニア手術の約7割を占める最も知られた手術です。全身麻酔を行い、ヘルニア部分を数センチ切開。飛び出した髄核を除去します。

入院期間は1~3週間。保険適応なので自己負担が少ないのも特徴の一つです。

  • 手術時間:30分から1時間
  • 入院日数:1~3週間
  • 保険適応:10万円以下
  • メリット:自己負担が少ない。
  • デメリット:侵襲度が高いため、合併症や後遺症のリスクがある。傷口の治りが遅く入院日数が長い。再発する場合が約10%あると言われている。

どのような症状の人に適しているの?

LOVE法は、椎間板ヘルニアの症状が重度であり、PLDD法などのレーザー治療では顕著な症状改善が期待できない人、ヘルニアが脱出してしまい、摘出の必要がある人などに適した手術です。

痛みがあってある病院で診察を受けたけれど、ヘルニアを見逃されてしまったままイタを緩和する治療を受けていて、その間に椎間板ヘルニアが進行してしまった人が、LOVE法の手術を受けたという事例もあります。

手術後はリハビリを行う必要があるので、高齢の人よりもリハビリの効果が出やすい若い人に適した手術になりますが、ほかの治療法では改善が見られない高齢者の患者さんがLOVE法を用いた手術を受けるケースも少なくありません。

参考:(PDF)レーザーによる経皮的椎間板減圧術(PLDD法)の経験[PDF]

LOVE法のリスクについて

LOVE法は、患部に近い皮膚を切開して、肉眼で髄核を確認しながらヘルニアを摘出できるため、成功率の高い手術になりますが、肉眼で確認できる広さの切開が必要になるため、体への負担が大きいというリスクがあります。

また、手術は全身麻酔を使用するので、糖尿病の人や心臓病を患っている人は、さらにリスクが大きいです。

また、術後の経過観察やリハビリの必要があるため、レーザー手術などと比較すると入院期間が必要となり、長いケースでは1ヶ月近くの入院が必要な場合もあります。

このため、日常に支障をきたしやすいという点や、高齢者の場合リハビリに耐えられない可能性があるといったリスクも考えられます。

さらに、LOVE法で手術を行えば確実にヘルニアが治るとは限らず、手術で髄核の取り残しが発生してしまい、数年後に椎間板ヘルニアが再発してしまったという事例もあるため、100%完治するとはいえない中で、リスクが大きい手術だといえます。

MED法(内視鏡視下手術)

LOVE法ほぼ同じ方法ですが、内視鏡を使用します。そのため切開の幅が1.5~2cm傷が小さく、身体に負担が少ないというメリットがあります。

手術の流れは、全身麻酔をかけたあと背中の皮膚を切開して、内視鏡と外筒管を挿入します。

内視鏡のモニター画面を確認しながら髄核を摘出します。侵襲度が低いため、近年普及している手術法です。

  • 手術時間:30分~1時間
  • 入院日数:1~2週間
  • 保険適応:約25万円
  • メリット:傷痕が目立たない。術後の痛みが少なく、回復が早い。感染や合併症のリスクが低い。
  • デメリット:高度な医療技術が求められる。費用が高め。

どのような症状の人に適しているの?

MED法は、保存療法を続けていたけれど顕著な症状の改善が見られなかった人や、症状が中度以上で摘出手術の必要があるけれど、高齢者などできるだけ体に負担の少ない手術方法を選ぶ必要がある人に適した手術方法です。

また、MED法はすべての手術に適用できるとは限らないので、摘出の必要があり、位置などの関係でMED法を適用できる人に限られます。

肉眼ではなく内視鏡を使用して手術を行うので、切開の範囲が小さくなり、出血も少ないため体への負担が少なく、また傷跡も小さくすみます。

ちなみに、実際にMED法を用いて行われた手術では、23症例の中で手術時間は70分から160分ほど、いずれも出血は少量だったとのことですので、LOVE法と比較すると体への負担が少ないことがわかります。

参考:(PDF)レーザーによる経皮的椎間板減圧術(PLDD法)の経験[PDF]

MED法のリスクについて

MED法は内視鏡を使用するため、内視鏡を扱う上で高い技術を持った医師でないと手術が行えないというリスクがあります。このため、近隣には技術をもつ医師がおらず、手術を受けられないという人も少なくありません。

また、椎間板ヘルニアの状態によっては当初MED法での手術を行う予定でも、急遽LOVE法に変更となる場合があるなど、必ずしも適用できないこともあります。

さらに、手術を行っても数年後に再発してしまう可能性があるため、摘出手術といっても100%完治するというわけではないという点も、リスクのひとつだといえるでしょう。

MD法(顕微鏡視下手術)

全身麻酔を行って1.5cm~3cm程切開し、顕微鏡を使ってヘルニアを摘出する手術です。

高度な技術が求められるため手術できる病院は限られていますが、侵襲度が非常に低く身体にやさしい手術です。

  • 手術時間:40分から1時間
  • 入院日数:1~2週間
  • 保険適応:15~30万円
  • メリット:侵襲度が非常に低く、身体への負担が少ない。傷痕が目立たない。感染や合併症のリスクが低い。
  • デメリット:高度な医療技術が求められる。

PN法(経皮的髄核摘出術)

局所麻酔を行い、X線透視下 ( もしくはMR透視下 )で確認しながら皮膚を5mmほど切開して細い管を椎間板まで差し込みます。

その管に特殊な鉗子を通し、髄核を摘出する手術です。成功率は60~70%程度です。傷が小さいため後遺症が少なく、早ければ日帰りも可能です。

  • 手術時間:30分から1時間
  • 入院日数:0~2日間
  • 保険適応:10~20万円
  • メリット:侵襲度が非常に低く、身体への負担が少ない。傷痕が目立たない。感染や合併症のリスクが低い。
  • デメリット:高度な医療技術が求められる。成功率は60~70%程度。

どのような症状の人に適しているの?

PN法は、脱出している椎間板ヘルニアの大きさが比較的小さく、保存療法では症状が改善されなかった人に適した手術です。基本的には局所麻酔で行われるので、糖尿病や心臓病などの疾患をもつ人にも適しているといわれています。

体への負担も少なく、大きな合併症も少ないことから安全性の高い摘出手術であること、また術後の経過に問題がなければ日帰りも可能なので、仕事などの都合で長期の入院が難しい人にも適した手術だといえるでしょう。

PN法を行った病院のデータでは、これらに該当する男女54症例のうち、半数以上がPN法を用いた手術でヘルニアの縮小が見られたとのことで、成功すれば顕著な症状の改善が期待できる手術方法です。

参考:(PDF)経皮的髄核摘出術における術前・術後MRI所見の検討[PDF]

PN法のリスクについて

PN法には高度な技術が必要となるので、技術をもっている医師でないと手術ができないといリスクがあります。成功率は60~70%といわれており、手術をしても症状が改善しない場合があることもリスクのひとつです。

また、重度の椎間板ヘルニアの場合はその手術法の関係からヘルニアを摘出しきれないため、手術を受けることができません。局所麻酔での手術が可能なことから希望した場合でも、著しい改善は見込めないようです。

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